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記録すること

絶え間のない水の流れのように常識的には感じられる時間を過ごしていると、日々移ろっていくものの中に一線を画すること、あるいは異なる層(相)を縁取ることは意識的にやろうとしても意外に難しい。日常をただ漫然と過ごす私たちに出来る唯一の方法は、記録を残すことにつきると思う。記録(データ)はできるだけ自分を客観的に自分自身から引きはがすものであれば何でも良い。

絵を描く人ならば、展覧会に出品するための作品で良いだろう。歌を唱う人ならば、もちろん磁気的な媒体(テープやディスク)に自分の声を録音すればよい。文章を書く場合でも出来るだけ短い言葉で、日本人ならばやはり俳句や短歌でもって、自分を含む自然のひとつの局面を切り出すことが出来れば最高の記録になるだろう。そして最も重要なのは、この記録を継続してとり続けることではないだろうか?

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自分の素顔も毎日鏡で見るものであって、ことさら変化というものを見つけにくいものだ。しかしAK Co.ではほぼ月に一度、お客様の顔写真や肌のキメを撮りためており、これまでの写真を並べて眺めてみると、キメがしっかり出てきて、当初気付かなかった頬のタルミが改善し、驚くほど肌に透明感が出ていることなどに今更ながら気付くことが多い。これはもちろん自分で毎日続けられるホームエステの最大の強みだ。

イメージ このような地道な変化、あるいは加齢対策というものは、月に一度や二度のサロン通いでは決して得られない結果である。年齢の高いお客様に写真を撮ることをいやがる方が時たま見受けられるが、これほどもったいないことはない。自分の加齢のスピードが明らかに緩やかになっていることを見逃してしまうからだ。さらに、そのような記録を確認することで更に改善のスピードを上げることもできるから。これは自分の歌の録音を聴きながら練習した方が、確実に歌が上達することにも似ている。

時間の流れというものがあるとすれば、記録を並べてみることは、その流れの外に立って様々な地層が切り出されている崖を遠くから観察することに似ている。自分の人生のそのような断面を様々な形で記録に残すことは実に興味深い。そのため私はさらに短歌の修行中でもある。

(こどもの鼻血で朝5:30に起こされたため)明け方西の空に沈む月を見て
       ――――― 明けやらぬ空に残れる十六夜の影振り仰ぎ子と語り居り


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